2015年5月5日火曜日

2010

『2001年宇宙の旅』の続編。ブルーレイで見直しました。 ブルーレイなのに鮮明でない部分が気になった。 2010年といえば今から5年も前。人類は木製どころか火星にも到達していない。 『2001』での疑問(HALはなぜ狂ったのか?)を解決する映画。 『2001』の時はHAL、そして『2010』ではSAL。サル、なんか退化してしまったようだ。 今作では木星を太陽化してしまったが、小松左京は『さよならジュピター』で木星を爆破している。SF界の巨匠は考えることが似ているのだろうか?どちらも興行的にはいまいちだったけど。 太陽が二つになったくらいで地球上の紛争が無くなるだろうか?お花畑すぎないか?木星が太陽になったところでエネルギー問題の解決にはならないだろうに! ラストで緑の楽園に出現したモノリス、「また地球にモノリスが!」と思ったが、あそこは衛星エウロパらしい。 まだ、モノリスが何で誰が作ったのか?解明されない。クラークはこの後「2061」「3001」と執筆している。実は買ったけど読んでいない。

2015年5月1日金曜日

猿の惑星

暇なときに見てきて、あと『最後の猿の惑星』を残すのみとなりました。 そこで、ここまで観てきた感想を少々。 『猿の惑星』『続猿の惑星』は初見でした。それ以降はリアルで見ています。 『猿の惑星』初見ではありますがラストの衝撃シーンは聞いていましたので待ち構えたシーンになってしまいました。50年も前の映画なので映像はチープさはあります。でもそれは仕方ないでしょう。演出上、最後のシーン引っ張りすぎじゃないですか。頭部のシルエットだけでもあの像だとわかるとおもいますし、近づかなくてもわかると思います。岬を回ったら目の前にドーーンのほうがいいような。あと、2000年後でしょう?コンクリートの耐久年数からあんなに原型が残らないのではないでしょうか。せめて100年単位では? 問題は『続・猿の惑星』。前作の好評から急遽制作が決まったのでしょう。無理があります。相対性理論を知っていたから連絡のつかないテイラーを捜索に来るはずがありません。移民か何かで当初から合流することになっていたなら別ですが。前作で衝撃のラストが好評だったのでここでも衝撃の展開を用意しなければなりません。それが地球消滅でした。ただそれだけ。何も残りませんでした。 『新・猿の惑星』。前作の興行成績はどうだったのでしょうか?よく続編を作る気になったと感心しました。前作の救いようのないラストから優秀な猿がテイラーの宇宙船を引き揚げて地球を脱出して過去へ!。ちょっと待った!猿の文明は内燃機関もまだなかったはず。日本でいえばよくて江戸。宇宙船を飛ばす技術はなかったはず。さらに時間曲線を遡って過去に来るなんて。
ロディ・マクドウォールが今作から主役に。しかし特殊メイキャップで素顔は知らなかった。素顔を知ったのは『ヘルハウス』。あの目が特徴的で印象に残った。コーネリアスもジーラも殺されてしまうが子供だけはジーラの機転で助けられる。チョット明かりが見えた作品(猿にとって)・ 『猿の惑星・征服』。黒人の奴隷解放とダブらせて新たな理解者に黒人を持ってきたのはわかる。しかし、流れが速すぎる。言葉が話せる一匹だけでここまでできるでしょうか?話の中で「失敗しても何回もやり続ける」みたいなこと言っていたが1回で成功してる。仲間との意思の疎通はどうとっているのだろう。演出ではシーザーがまるでテレパスのようだった。